経営者であるあなたに、今一番やってもらいたこと、不安から脱出するための第一歩がこれです。
「現状を今一度しっかり把握する」これ無くしては先に進めないと言う程重要な事です。
それは今の状態をもう一度しっかりと把握して、あなた自身がしっかりと認識することです。
別にすべての事と言っているわけではありません。
債務の問題を抱えているわけですから、まず 今いくら借りているのか、そして それを毎月いくら返しているのか、残がいくらあるのか、この「債務一覧表」を作り、ちゃんと把握してもらいたいのです。
いや、そんな事わかっていて当たり前じゃないか。 何をいまさら・・という声が聞こえてきそうですが実はこれをちゃんとわかっている経営者、結構少ないんです。アバウトなんですよ。
収入に対して、支出が多くなり、会社が回らなくなっている。
それで慌てふためいているわけなんですけど、実際に、今どうなっていますか、と相談者にその一覧を出してくださいと言っても、直ぐに出てこないケースが多いのです。
それで、その作り方を説明して、作ってもらっているというのがほとんどなんです。
中小零細企業であれば、一般的には税理士がいて、経理を任せています。
あるいは社内に経理担当がいて、その方がやっているでしょう。
社長がそれをじっくりと見るのは月に何回もないのでないでしょうか。
それゆえ、今いくら借金があって、それが何社なのか、どの会社がいくらなのか、
元金がいくらで、金利分がいくらなのか。毎月いくら返しているのか、今までいくら返していたのか、残がいくら残っているのか。
収入に対して、その債務の返済がどれくらいの割合を締めていて、結果的にどれくらいの赤字になっているのか。
これを詳細に出してもらいのです。債務一覧表を作ってもらいたいのです。たぶんわかっていないと思うので、調べて作って下さい。
そしてもう一つ。「経費」です。人件費、光熱費、家賃、買掛金などです。
あなたの会社の支払われるものです。
借金の返済だけではありません。これをあなたはきちんと把握していますか。
たぶんないと思います。
ここまでやってください。
あなたはこれまでの長い間、その専門分野でノウハウを蓄積し、地位を気づき、今の信用を得たと思います。
並々ならぬ苦難を乗り越え、会社をけん引し、周りからも感謝され、無くてはならない方だと思います。
あなたは立派です。 ただ一つだけあなたを尊敬できないことがあります。
それはお金のことに対して、あまりにも無頓着すぎると言うことです。
その無頓着さが、今回の債務の問題を引き起こしているのであって、この期に及んでも、それが改まっていません。
税理士に経理を頼んでいれば、当然顧問料と言うお金を払っているわけですから、自分がやるのはもったいないと思ってしまうんですよ。
何を隠そう、私もそうでしたから。
決算書が出来て、その決算書を税理士に説明されて見ても、それが読めないキャッシュフローもわかっていない、経営者はごまんといます。
税理士はそれを教えようとしないからです。
社長はね、営業だとか、新規開拓だとか、技術開発と言ったことの方が好きなんですよ。
お金の事と言うのは、どちらかと言うとあまりやりたくない。
これが経営者の真の姿であって、これはしょうがないことなんです。
でも今となってはそんな事も言っていられないでしょう。
ですからここにフォーマットを用意しましたので、ここにまず書き込んでください。
これはあなたしか出来ない事。私にはできない。
これを一つずつやって、もらいたい。 それを整理してもらいたい。
やってもらって整理整頓が出来ると、気持ちもすっきりするし、いろいろなものが見えてきて、わかっていないものがわかってきて、あなた自身がかなり楽になると思います。
ただこれをするだけでです。
裁判所に行くと、債務者が被告席に座っています。傍聴人席で見ていると、ほとんどの債務者が、債権者から送られてきた封筒や書類を整理することなく、そのまま丸めて持って来ています。
経営者としていやなのはわかっています。
私も最初あなたと同じだったからわかります。
だから今からでも遅くないので、あなたもそれをやってください。
一覧にしてください。
そうすれば、いろいろと見えてきます。
意外と何とかなるかな、思った以上に大変じゃないかなということが。
それによって次の支出の優先順位を決めて行きます。
これをやる為には元になるもが無いとできないですよね。
ですからこれをちゃんとやってください。
受付時間 | 9時〜17時 |
---|
休業日 | 土、日、祭日 |
---|
お気軽にお問合せください。
時間を有効使って頂く為に、『無料相談フォーム』にご記入の上、ご連絡下さい。