あなたは、債権者からの攻撃に対して、何とか応戦をしていると思います。

相手からの電話に出たり、要求された資料を作ったり、相手から呼ばれて訪問したり、あなたはいろいろなことをやってきているのですが、それは必要に迫られて、追い込まれてやっている事ではないでしょうか。

その一つ一つがあなたにとって経験にはなっているのですが、実はこれをやっていても自信が付かないのです。

私は、あなたに少しでもいいので、自信を持ってもらいたいのです。

あなたが意識して自分の意志で、やってみることで、今までにない、自信を持てるのです。
それを一つ体験してもらいたいのです。

実際、あなたからの意思で行動を起こす。　
その一つとして、債権者に会いに行くということです。
実際、債権者に会うなんていやだと思います。

不安の元と言うのは目に見えない事ですから、電話の声や、郵便物の差出人が、誰だかわからないというのは、とても不安だと思います。

この債権者と会うということは、その人の顔を知りえることで、とても意義があって、大事な事なんですよ。

銀行や、リース物件の大きなものは、その会社の担当者と会っている事と思います。
しかし、担当者が変わった場合や、部署が変わった場合などは、その方を知らないわけです。
叉、一度もあっていない所も結構あります。
そういった所に会いに行ってみるのです。これは、勇気がいる事なんです。

このようにして債権者にあなたの意志で会いに行くという、それだけで、あなたにはひとつの自信が芽生えるはずです。

それは私自身があなたと同じように、毎日4社ぐらいから電話がありました。
どんなやつなんだろうなと、知らない相手には、電話の声だけで、悪いことを想像してしまいます。

それでいても立ってもいられず、その相手の顔がわかれば、その不安と言うものが、多少解消されるのではないかと思い、勇気を出して会ってみる事にしました。

実際に、相手の会社に行って、その人と会った時、電話の声の人はこの人なんだなと思った時、ちょっとほっとしたのを覚えています。
声だけと言うのは、いらんことを想像してしまうのです。

でも実際にあって、顔を見て、その人を見ることで、ああこういう人なんだなって、思った以上に怖い人じゃないんだなって、それがわかったあとの、次からの電話はとても気が楽でしたね。

これぐらい、その人の顔を見るということは、あなたにとってプラスになり、楽になるということをわかってもらいたいのです。

まあ、藪から棒に会いに行っても、しょうがないです。
その人とどういうことを話すのか、どんな目的で行くのか、ということを考る必要があります。
あなたから会いに行くという事は、こちらに主導権があるわけです。
ですからしっかり準備ををしていかねばなりません。

あなたの意志でやることで、一歩も二歩も前向きに進むと思いませんか。
そして債権者には何をお願いするのか。相手から何か言われたときにどう答えようか。
そんなことを想像しながら、準備をするのですよ。

ですから相手を会ってみるということは、出来るのだったら、是非やってみて下さい。

そうすると、今度は他の債権者とも会ってみたくなります。
みんなと会っていれば、これ全然違いますよ。

債権者もね、そんな債務者が合いに来るなんてことは、あまりないみたいで、よく来ましたしたね、と言われたぐらいです。

私が連絡して、会いたいと言ったら、その中の2割ぐらいは、会ってくれませんでした。
拒否されました。

忙しいでしょうから、別に来なくていいですよと、言われました。
そんなことを言ってくる債務者は嫌なんですよ、相手だって。
自分の顔を見られたくないのですよ。そういう人結構いますよ。相手も人間ですから。

ですからこちらか会いにに行くということは、相手にとってはちょっと違うなっと、今までの債務者と違うなっと、思ってしまうのですよ。

だから、自分の意志で、出来れば早いうちに、債権者と会って頂きたいのです。
向こうの言い分を当然言われますので、その時はそこで返答せず持ち帰って下さい。

全部メモしておいてください。録音してもいいです。
それで私に相談して下さい。適切な話が出来ると思いますよ。

これは大掛かりな事ですから、その前にウオーミングアップとして、今自分の債務がどうなっているのかを書き出したり、会社の経費がどうなのか、それを人任せではなく、自分で把握してみて下さい。

相手に会うのが、荷が重いようでしたら、他の事でもいいです。

あなた自ら、一歩踏み出して、行動を起こしてみて下さい。